「ハロウィン妖怪物語」 (原題:Billy and Mandy's Jacked-Up Halloween)
(初放送 2004.1.23)
制作スタッフ
STORY BY: MAXWELL ATOMS , BRETT VARON , PAUL McEVOY DIRECTED BY: JULI HASHIGUCHI , ROBERT ALVAREZ STORYBOARD BY: BRETT VARON , MAXWELL ATOMSY
あらすじ
今日は楽しいハロウィン。ビリーとマンディはグリムを従え街へ出向き、お菓子を求めいたずらを繰り返す。しかしどうしてハロウィンにいたずらをするのかが解らないビリーに対し、グリムがそのいきさつを話し始める…。
かつてこのエンズビルには、「ジャック」と言う名の一人の男がいた。彼は物凄いイタズラ者で、街の人々は彼のイタズラに手を焼いていた。困った街の人々は、ジャックをイタズラに嵌める事にする。だがしかしそれが原因で、ジャックは命を落とす事になってしまった…。 そこへ現れたのがグリム。グリムはジャックの魂を持ち帰ろうとするのだが、ふとしたはずみから、自分の「鎌」を盗まれてしまう。そこで「鎌」と引き換えにジャックに「永遠の命」を与えるグリムだったが、グリムはジャックの首を撥ねてしまう。 こうして首に代わりのカボチャを乗せたジャックは、毎年ハロウィンになると街へと出てきていたずらを繰り返すのだった。
話も終わり、またお菓子を求めて繰り出す一行。ところがビリーが、そのジャックの家に行ってしまう!ジャックはビリーからグリムの鎌を取り上げると、地底世界から霊魂を呼び寄せ、自らの子分の大量のカボチャモンスターを生み出す。そうしてジャックはエンズビルを混乱に陥れ、そしてグリムを捕らえると、復讐を企むのだった。グリムをピンチから救い出そうとするビリーとマンディ。果たして二人はグリムを救い出せるのだろうか?
解説
今回のお話は30分の長編で、いわゆる「ハロウィンスペシャル」になります。なのでハロウィンになると、このエピソードが良く放送されていますよね。
さて今回登場する「ジャック・オ・ランタン」とは、ハロウィンの時に見るカボチャの提灯の事です。その由来については、もちろんグリムとは関係無いのですが、やはり「悪魔との取引」が重要なポイントになっているようですね。
今回の見所は、まずはジャック・オ・ランタンのキャラクター。カボチャの顔でありながら、実に豊かな表情を見せてくれます。そして彼の子分が誕生するシーンでは、やはりCGを巧みに使用し、迫力あるシーンが完成していると言っていいんでしょう。良く見るとカボチャ達が一匹ずつ違ったデザインになっていて、そういう所が見ていてとても楽しいですよね。
もう一つの見所が、ハロウィンらしいビリー達の仮装。ビリーは死神、マンディはハムレットの仮装をするのですが、今回珍しくマンディが顔を赤らめるシーンがあります。さすがのマンディも恥ずかしいのでしょうか?そして今回大活躍するのがアーウィン!その仮装はもとより、最後グリムのピンチに大奮闘?まさに今回のMVPと言ってもいいでしょう。ちなみにアーウィンが仮装した「お人形さん」ですが、元ネタはボーピープと言って、マザーグースに関連深い物です。
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