「鉄腕アトム」を読んでいた
モノクロアトムが面白いので、その流れで数十年前に買った
「鉄腕アトム」の愛蔵版を読み返してました。
やっぱ面白いわー。
「鉄腕アトム」って結構明るいマンガだと思われてるけど、
実はかなり暗い展開とかあって、今だとそれこそ「鬱展開」とか
言われちゃうんじゃないかな、と思います。
「ロボット」というオブラートがかかってるけど、
テーマ的には「人種差別」だの「人権」だの、
結構重めのテーマを扱ってるんですよね。
そしてあとやっぱり、SF感覚がすごい。
もちろん今となっては色々と古臭くなってる部分もあるけど、
日本マンガの草創期にこれだけのSF的アイデアを
詰め込んだマンガを描けた、ってのはそれだけでもう
手塚先生のすごさだと思うんですよね。
読み返して改めて思ったのは、
古典カートゥーンの影響がとにかく大きい。
手塚先生がカートゥーン好きだったのは知ってたけど、
ここまで影響受けていたのか、ということに気づけたのは、
自分がカートゥーンにハマってある程度詳しくなったからでしょうね。
例えばブルドッグとか出てくると、それがトムとジェリーの
スパイクそのままだったりしてるし。
そして手塚先生の絵って、線がとても柔らかくて好きなんですよね。
例えば80年版のアニメアトムって作画はかなりいいんだけど、
メカとかがリアル志向でかなり硬い線になってて、
可愛らしさとかがあまり無いんですよね。
でも同時期に学年誌に連載されてたアトムは、
線がすごく柔らかくて、どのキャラもすごく可愛らしい。
あの線は本当魅力的だと思ってます。
この勢いで「ブラックジャック」とかの他の手塚作品も
読み返そうかな、と思ったけど、さすがにどツボにはまりそうなので、
それはまたいずれ、って事にしておきます。