西巷説百物語・遠巷説百物語・了巷説百物語
立て続けに読み返してましたよ。
まず西巷説百物語。
舞台を大阪にした、どちらかというと番外編の意味合いが強い感じかな。
今作はいわゆる「犯人」視点で話が進むのが特徴でしょうか。
次が遠巷説百物語。
今回読み返していて気づいたんだけど、これって実は「了巷説百物語」の
メインの事件よりも後の時系列になるんですね。
だからちょっと後日譚的なところもあるんですな。
内容としては最初の「お歯黒べったり」はいいけど、
その後が「鬼熊」とか「磯撫」とか、既存の動物が
大きくなっただけみたいな妖怪ばかりなのが、
ちょっと残念かなあ。
まあネタ的に難しかったのかもしれないね。
それで最後が了巷説百物語。
今回読み返して気づいたのは、全体的に「親子」の話になってるんですね。
だから出てくる過去の話も「柳女」とかの親子がテーマだった物が
中心になっていたんですね。気づかなかった。
内容としては以前も書いたとおり。
やっぱり新キャラがことごとく有能すぎるんだよな。
主人公の藤兵衛の「嘘が見抜ける」ってのもそうだけど、
中禪寺洲齋は完全にチートキャラで主役を食ってるし、
猿猴の源助の「すごく耳がいい」もかなり便利すぎる。
お玉とか完全に割食ってますよね。
それでいて七福連とか結構あっさり退場しちゃうから、
扱いに困ったのかな、って思うんですよね。
まあでもなんだかんだで面白いシリーズです。