ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー(ネタバレあり)
今作は前作以上に色んな任天堂キャラが出演していて、
これもう、ほぼほぼスマブラですよ!
果たしてこれ全部分かる人とかいるんだろうか、と心配になるけれど、
考えてみれば世界一有名なゲームメーカーの、世界一有名なゲームシリーズなんだから、
見た人はどこかしらに引っかかり覚えるだろうなあ。
その代わりストーリーはかなり薄味、というかほぼ無いに等しいです。
なんというかアトラクションムービーみたいな感じとでも言うんでしょうか?
ひたすら事件が続き、ひたすらドタバタが続き、退屈はしないんだけど、
キャラクターの内面とか葛藤とかそういう描写はかなり少なめなので、
そっちが好きな人にはツラいかもなあ。
でも逆に言うとその辺がかなりカラッとした作風で、
ある意味カートゥーン的な感じはします。
特に色々言われてるかなあ、と思うのはクッパの扱い。
今作のクッパは、最初は前作の事を反省して一時的に味方になってくれるんだけど、
クッパJrの所に戻ってからはまた悪の大ボスに戻ってしまうので、
さっきの味方化は何だったの?って思っちゃうんですよね。
でも冷静に考えてみるとゲーム上でのクッパって、
確かに世界征服を目指して何度もマリオと戦ったりする一方で、
一緒にカートとかテニスとかゴルフとかもやったりするし、
時には味方になって戦ったりもする関係だから、
その事に気づければ十分アリな描写なんですよね。
だから「トムとジェリー」のトムの立ち位置というか、
やっぱりカートゥーン的な「役割」がキッチリ決まってる作品なんですよね。
そして更に色々言われてるだろうなあ、と思うのがロゼッタの設定。
ロゼッタってファンの間では「マリオとピーチの娘なのでは?」みたいに言われてましたし、
それを考察するような材料がいくつかあったと思うんですけど、
でもそれってあくまでもファンの間での「考察」でしか無いんですよね。
公式には一切言われてなかったはず。
しかし今回の映画では明確に「ピーチの姉」とされたので、
そこに不満を覚えている人が結構いるみたい。
でも繰り返しになるけど、マリオとピーチ娘云々は
非公式なファンの間での考察にすぎないんですよね。
だからそこを「変えられた!」と怒るのは、ちょっと違うのかなあと。
また特に任天堂って「ゲーム」の仕組みを作った後で
そこにキャラクターを当てはめていく、という作りをしている事で
有名なんですけど、今作も「ピーチの家族」というストーリーが先にあって、
そこに既存キャラを当てはめていった結果として、
ロゼッタが選ばれたんじゃないかなと。
だから作りとしては割とブレてないと思うんですよね。
とにかく今作、キャラクターがやたらといっぱい出るけれど、
そのキャラの「設定」では無く「役割」をしっかり踏まえて見る事が
大事なのかなあと思います。
そういう意味でも、かなりカートゥーン的な作りなのかな、と思ったり。