伊賀の影丸
ここしばらく「伊賀の影丸」も読んでました。いやー面白いわ。
横山光輝先生はやっぱりこういうエンタメに振り切った、
ただひたすら戦いが続くマンガが合ってますね。
ところでこの「伊賀の影丸」、現在多くある「超能力バトルマンガ」の元祖とも
言われていて、読んでみるとなるほど確かに忍者ではあるけれど、
ほとんど超能力だよなー、と思ってしまいます。
そして色んなマンガの元ネタと思しきシーンがいっぱいあって、
そっちの視点からも面白いっすわ。
例えばこのシーン、どうも見覚えがあると思ったら、
「聖闘士星矢」の双児宮の元ネタですよね。
ほぼほぼそのまま。
そしてこのシーン、忍者が自分を倒した相手の顔を真似て、
それを地面に映しておくというシーンなのですが、
これってジョジョ5部でのアバッキオ最期のシーンですよね。
荒木飛呂彦先生が横山光輝ファンなのは有名ですが、
これ以外にもオマージュしたようなシーンが結構あります。
水中で縄で引っ張られているこのシーン、
ジョジョ1部の「逆に考えればいいんだ」の元ネタだと思いますわ。
これは催眠術をかける相手に対して、まずその相手に化けて惑わし、
直後でかい鏡のある部屋におびきだして、そこで自分に催眠術をかけさせる、というシーンです。
これってもしかして、ジョジョ2部のストレイツォのシーンの元ネタなのでは?
わざわざ「武器を左右持ち替えている」あたり、相当意識してたのでは?と思います。
ジョジョ2部のあのシーン、ストレイツォが鏡に映るとか映らないとかばかり考えていたけど、
そもそもこのシチュエーションをやりたかっただけなんだな!
とわかって、かなりスッキリしましたわw
こういう元ネタと思しきシーンは他にもいっぱいあるし、
とにかく面白いので、興味ある人は是非「伊賀の影丸」を読んでください。